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マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは
「マウスピース矯正」とは何なのかまとめてみました。
最近の矯正治療は「プレオルソ」や「アライナー」を使う事が主流となっていますが、その理由についても解説します。
マウスピースと言うと、歯にはめるシリコンやプラスチックでできたカバーの様なモノ全般を意味します。
マウスピースを使う目的はたくさん有りますが、歯科が関係するマウスピースは以下の通りです。
・激しいスポーツでのケガ防止用(スポーツマウスガード)
・歯ぎしりで歯の削れ防止用(ナイトガード)
・顎が痛い顎関節症治療用(スプリント)
・歯の矯正用(アライナー、床矯正など)
私たち矯正歯科医が使うマウスピースは、歯の矯正用マウスピースで、歯科医師の間では一般名として「プレオルソ」や「アライナー」と呼ばれています。
矯正に使う器具としてマウスピース以外には、歯にワイヤーを固定する矯正装置が、古くからメジャーな方法でした。
残念なことに、とても虫歯になりやすく、ワイヤーが頰や舌に刺さったり口内炎ができ易く、固定されているため困っても自分では外せないと云うデメリットが有りました。
私(神崎)も、若い頃に自分の矯正治療を受けた時は、とても苦労しました。
一方、食事や歯磨き、外したい時には外せる矯正装置として、「マウスピース矯正」があります。最近話題になる事が多い「マウスピース矯正」ですが、実は歴史は古く100年以上前からありました。
そんな古くからあるマウスピース矯正ですが、なぜ最近になって話題に上る様になったのでしょう?
たくさんの理由がありますが、一言でいうと「患者様にとって使いやすくなった」からです。
昔からあるマウスピース矯正は「床矯正」と呼ばれ、歯グキに当たる部分は「床」と呼ばれるプラスチックでできていて、歯に嵌める部分は「クラスプや弾線」と呼ばれる針金でできています。
1〜2ヶ月ごとに歯医者さんに行ってマウスピースを手作業で0.5mmくらい歯を動かす調整をしてもらう必要があります。
「床矯正」は、毎月毎月歯医者さんに通う必要があるのと、壊れやすいというデメリットがありました。
そこで、壊れにくく頻繁に調整する必要が無いマウスピース矯正として、岡山県の歯科医師大塚 淳先生が「歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)」と云うシリコン製の柔らかいマウスピースを開発しました。
基本的な原理は、歯並びが悪くなる原因を取り除く事で、自然とキレイな歯並びに誘導します。
体が柔軟な小さなお子様には短時間でも効果的ですが、「床矯正」や「歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)」は厚くシャベリにくいため、使える時間が限られてしまい、中学生以降で大人の歯が生えそろった患者様は、使える時間が増やせず効果が出にくいと云う現実もあります。
では、もっと使いやすく、効果的なマウスピースは何かと云うと「アライナー」と云う矯正装置です。
この「アライナー」も昔からあるのですが、昔は一つ一つ手作業で作っていました。
一つの「アライナー」を作るのに数時間かかり、一つの「アライナー」で0.2mm程度しか歯を動かせないので、歯並びを治すためには数十枚も作るのは現実的では有りませんでした。
私(神崎)は、昔は自分でアライナーを作っていましたが、本当に一枚作るのに数時間かかっていました。
それが、最近の3Dスキャナーや3Dプリンターが進歩したおかげで、数十枚のアライナーを一回で作れる様になり、一気に普及しました。
世界中にアライナーを作ってくれる会社がたくさん有り、もっともメジャーなのはアメリカのアラインテクノロジー社のインビザラインです。
日本にもクリアアライナー、アソアライナー、キレイライン、オーマイティース等、たくさん種類がありますが、基本的な原理は全て同じです。
中でもインビザラインは、たくさんの歯科医師が利用しているので聞いた事があると思います。
インビザラインは、世界で1400万人の患者様が矯正治療に使っていますが、不正咬合の原因を探る「分析」や、歯を動かす位置を決める「診断」は、担当の歯科医師が一人一人の患者様に合わせて「治療計画」として歯を動かす順番を決めます。
(当院ではインビザラインを使用し、全ての患者様で、私(神崎)が「分析」「診断」「治療計画」を決めています。)
以上が最近の矯正治療で、小さなお子様は壊れにくい「プレオルソ」を使い、大人の歯が揃った中学生以降は虫歯などのトラブルが少ない「アライナー」を使う事が主流となった理由です。
次回は、気になる「マウスピース矯正の失敗」について解説します。
「インビザライン」について
当院でご提供している「インビザライン社製・マウスピース型歯科矯正装置」は海外で製作されているため、日本の歯科技工士法で定める歯科技工物にも、医薬品医療機器等法で定める医療機器にも該当していません。医薬品医療機器等法の対象外である事から、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。当院ではインビザライン社製・マウスピース型歯科矯正装置の有効性を認め、歯科医師の全面的な責任において使用されています。
【入手経路等】
米国アライン・テクノロジー社の日本法人インビザライン・ジャパン株式会社より、歯科医師の責任において入手しています。
厚生労働省ホームページ
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html
【国内の承認医療機器等の有無】
国内においてインビザライン社製・マウスピース型歯科矯正装置と同様の性能を有した承認医療機器は多数存在しています。 治療上必要な状況があれば、歯科医師から代替治療の提案を行います。
【諸外国における安全性等にかかわる情報】
米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)で1998年に承認されています。リスクとしては、矯正治療全般に共通する、歯の一時的な痛みや違和感・知覚過敏・歯や歯グキ等の口の中の病気・歯の変色の原因となる等が報告されています。現時点で明らかになっていない重大なリスクが存在する可能性があります。
【医薬品副作用被害救済制度】
承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・ 効果、用法・用量及び使用上の注意に従って使用されていない場合は救済対象になりません。
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