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歯ブラシの選び方

こんにちは、院長の神崎です。

みなさんはいつもどんな歯ブラシを使っていますか?

ひとことに「歯ブラシ」と言っても色々な種類があります。
歯ブラシの大きさ、毛の硬さ、毛の種類…。

自分に合った歯ブラシを選べていますか?
普段使っている歯ブラシを一度確認してみましょう。

さて、よく歯ブラシの交換時期は「毛先が開いたら」と言いますが、なぜでしょう?
そもそもブラシが汚れを落とす「原理」をご存知ですか
ブラシは、歯ブラシもタワシも毛先が「点」で当たるから汚れが落ちるのです。
同じ体重の人では、ベタ靴よりピンヒールの靴の方が地面にめり込みます。
弱い力でも「一点に力が集中する」ことで、ピンポイントで圧力が加わり汚れが剥がされます。
そして、歯は体の中で一番硬いところですが、歯グキは瞼の裏側と同じ柔らかい「粘膜」です。
粘膜は他の皮膚と違い、表面の硬い層がありません。
その為、ブラシ先端が集合した「面」で当たらないと歯グキは傷ついてしまいます。
「剣山の針の上を歩く人」の動画を見たことはありますか?
剣山の針が一本の「点」だと刺さってしまいますが、たくさんの針が集合して「面」で当たると刺さらないのです。
歯ブラシが開いてしまうとバラバラの「点」となって歯グキに当たりますが、開いていなければ歯グキには「面」で当たり、歯グキを傷つけにくいのです。
このように、毛先が
開いていない歯ブラシは、歯には「点」で、歯グキには「面」で当たります。
毛先の開いていない歯ブラシは「歯の汚れは落ちるけど歯グキは傷つかない」のです。
そのため「毛先が開いたら」、可能であれば「毛先が開いてしまう前に」歯ブラシを交換するのが理想的です。

次に歯ブラシの大きさ。
歯ブラシはあまり大きすぎると奥歯や細かい部分に毛先が当たらず磨き残しが出来やすくなってしまいます。
目安として、毛が生えているヘッドの部分が下の前歯2本分の長さ、又は自分の親指の幅くらいのものが良いです。

そして毛の硬さ。
自分のお口の状態に合わせ選びましょう。
何も問題なければ「ふつう」で良いです。

最後に毛の種類。
人工毛や天然毛(豚毛、馬毛)があります。
天然毛は吸水性が高く、乾燥するのに時間がかかってしまうので、人工毛の方が丈夫で乾燥しやすくおすすめです。

今使っている歯ブラシは自分に合ったものでしたか?

ポーラスター矯正歯科・センター北(こうざき歯列矯正クリニック)横浜

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